興居島(ごごしま)

 

雲海 松山城から見た興居島

 

地図/(YouTubu

 

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(なみ)なき(みず)(かげ)ひたす 伊豫(いよ)小富士(こふじ)()()(しま)は (もも)産地(さんち)()高く(たかく) こなたにあるは四十(しじゅう)(しま)伊予鉄道唱歌

 

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YouTubu

 

 

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泊港

 

 

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説明: 説明: 説明: ごごしま

 

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ごごしま案内

 

 

松山市の北西部に位置し、高浜港から2キロという近くにあり、フェリーで約10分。伊予の小富士とよばれる山がある。古文書によると、島の中央部の船越に小千御子の御母和気姫命を葬ったところから、島は母居島(もいじま)と呼ばれていたが、元禄の頃興居島に改めたという。冬は暖かく、雪や霜の害がほとんどなく、また夏は涼しい風光明媚な島である。島には、古くから伝わっている伝統芸能の「踊り」があり、県の重要文化財に指定されている。

 

『雛なくや 小富士の麓 桃の花』 (子規)

 

この句のようにかつては桃の栽培が盛んでしたが、現在は、みかん・伊予柑が中心になっている。

 

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高浜にある句碑

 

説明: 説明: 説明: meiji

 

説明: 説明: 説明: 大可賀.jpg

 

明治時代の泊港

 

説明: 説明: 説明: 明治時代の三津港.jpg

明治時代の三津浜港からみた興居島

説明: 説明: 説明: 昭和初期の高浜港.jpg

明治時代の梅津寺海岸からみた興居島

 

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明治時代の高浜港からみた興居島

 

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昭和初年の高浜港=右遠景は小説『坊っちゃん』に登場する(四十島

 

小説『坊っちゃん』

 

船頭はゆっくりゆっくり漕(こ)いでいるが熟練は恐ろしいもので、見返えると、浜が小さく見えるくらいもう出ている。高柏寺(こうはくじ)の五重の塔が森の上へ抜け出して針のように尖(とん)がってる。向側を見ると青嶋が浮いている。

これは人の住まない島だそうだ。よく見ると石と松ばかりだ。なるほど石と松ばかりじゃ住めっこない。赤シャツは、しきりに眺望していい景色だと云ってる。野だは絶景でげすと云ってる。絶景だか何だか知らないが、いい心持ちには相違ない。

ひろびろとした海の上で、潮風に吹かれるのは薬だと思った。

いやに腹が減る。「あの松を見たまえ、幹が真直で、上が傘のように開いてターナーの画にありそうだね」と赤シャツが野だに云うと、野だは「全くターナーですね。どうもあの曲り具合ったらありませんね。

ターナーそっくりですよ」と心得顔である。ターナーとは何の事だか知らないが、聞かないでも困らない事だから黙っていた。舟は島を右に見てぐるりと廻った。波は全くない。これで海だとは受け取りにくいほど平(たいら)だ。赤シャツのお陰(かげ)ではなはだ愉快だ。

出来る事なら、あの島の上へ上がってみたいと思ったから、あの岩のある所へは舟はつけられないんですかと聞いてみた。

つけられん事もないですが、釣をするには、あまり岸じゃいけないですと赤シャツが異議を申し立てた。おれは黙ってた。すると野だがどうです教頭、これからあの島をターナー島と名づけようじゃありませんかと余計な発議をした。赤シャツはそいつは面白い、吾々(われわれ)はこれからそう云おうと賛成した。

この吾々のうちにおれもはいってるなら迷惑だ。おれには青嶋でたくさんだ。あの岩の上に、どうです、ラフハエルのマドンナを置いちゃ。いい画が出来ますぜと野だが云うと、マドンナの話はよそうじゃないかホホホホと赤シャツが気味の悪るい笑い方をした。

なに誰も居ないから大丈夫ですと、ちょっとおれの方を見たが、わざと顔をそむけてにやにやと笑った。おれは何だかやな心持ちがした。マドンナだろうが、小旦那(こだんな)だろうが、おれの関係した事でないから、勝手に立たせるがよかろうが、人に分らない事を言って分らないから聞いたって構やしませんてえような風をする。下品な仕草だ。

これで当人は私も江戸っ子でげすなどと云ってる。マドンナと云うのは何でも赤シャツの馴染(なじみ)の芸者の渾名(あだな)か何かに違いないと思った。なじみの芸者を無人島の松の木の下に立たして眺めていれば世話はない。それを野だが油絵にでもかいて展覧会へ出したらよかろう。

 

説明: 説明: 説明: 興居島拡大

1950(昭和25)年3月19日、興居島でユムシを採取される天皇=拡大画像

 

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船越和気神社==拡大画像

 

説明: 説明: 説明: kousyouji

説明: 説明: 説明: 泊まり港

 

説明: 説明: 説明: 船越1

説明: 説明: 説明: 由良港

 

真言宗豊山派弘正寺==拡大画像

 

 

左;由良港/右;泊港

 

説明: 説明: 説明: 船踊り説明: 説明: 説明: 泊まり港

 

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興居島の船踊り(無形文化財)

 

 

興居島中学生による「船踊り」(YouTubu)と「水軍太鼓」(YouTubu)=07年10月6日(船越桟橋)

 

広報まつやま2015年11月15日

 

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地区別総人口の推移

地 区 名

1955(昭和30)年

1960(昭和35)年

1965(昭和40)年

1970(昭和45)年

1975(昭和50)年

1980(昭和)55

1985(昭和60)年

1990(平成2)年

1995(平成7)年

2000(平成12)年

2005(平成17)年

2005−1955

興居島

5,936

5,355

4,865

4,014

3,596

3,232

2,953

2,440

2,104

1,820

1,566

-4,370

由良

3,316

3,044

2,789

2,365

2,139

1,933

1,750

1,448

1,218

1,034

897

-2,419

2,620

2,311

2,076

1,649

1,457

1,299

1,203

992

886

786

669

-1,951

2014(平成26)年7月1日現在の住民基本台帳登録者数(2005年―2014年=−252人)

地区

世帯数

人口総数

由良

416

796

366

430

288

518

221

297

合計

704

1,314

587

727

2015(平成27)年1月1日現在の住民基本台帳登録者数(2014年7月―2015年1月=−173人)

地区

世帯数

人口総数

由良

335

667

304

363

252

474

207

267

合計

587

1,141

511

630

面 積 ・ 8.71平方キロ

周 囲 ・ 30キロ

学 校 ・興居島中学校 興居島小学校(2009年4月に由良小学校と泊小学校を統合。由良・泊小廃校)

 

興居島中・小学校/右端が船越港

 

廃校となった泊小学校

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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由良港の臨港道路の供用を再開(2016年10月25日配信『毎日新聞』−「愛媛版」) 

 

今年1月に松山市・興居島の由良港で臨港道路が老朽化などで沈下し、車両がフェリーに乗り入れられなくなっていた問題で、港を管理する県は24日、復旧工事が完了したことから道路の供用を再開した。これに伴いフェリー会社「ごごしま」は同日、高浜港とを結ぶフェリーの運行を沈下前と同じ1日14往復に戻した。

 

県、くい点検記録なし 松山・由良港道路沈下(2016年1月12日配信『愛媛新聞』)

 

愛媛県松山市由良町(興居島)の由良港で臨港道路がくいの腐食により最大約50センチ沈下した問題は12日で発生から1週間。県は2013年度に詳細点検し維持管理計画を策定していたが、構造上、最重要と位置付けられるくいを点検した記録はない。10日に現地調査した愛媛大大学院理工学研究科の森伸一郎准教授(維持管理工学)は「大破しており人身事故が起きてもおかしくなかった」と分析する。

県によると、5日に沈下した臨港道路(長さ約12.5メートル、幅約14メートル)はフェリーが着岸する浮桟橋と県道の間にあり、海底に長さ約18メートルの鉄製のくいを9本打って支えている。翌6日、現地を緊急調査した県が潮の引いた状態で確認した結果、くいと臨港道路の接続部分でくいが変形したり腐食したりしていた。土木関係者は「こうした構造の場合、くいは上部を支える脚。点検すべき項目だ」と指摘する。

県は12日、国土交通省の技術的支援を受け由良港を合同で再調査し今後の対応などを検討する。

 

沈下した由良港の臨港道路で腐食し変形した鉄製のくいを調査する愛媛大の森伸一郎准教授=10日、松山市由良町

 

道路沈下、杭い老朽化と腐食原因 松山・由良港(2016年1月7日配信『愛媛新聞』)

 

愛媛県松山市由良町(興居島)の由良港で5日、浮桟橋に接続する臨港道路が約30センチ沈下しているのを由良港と高浜港を結ぶフェリーの乗組員が発見した。港湾管理者の県が6日、現地調査した結果、臨港道路を海底に固定している鉄製のくいの老朽化と腐食が原因と判明した。発見時は約30センチだった沈下が進行し最大約50センチになった。

県管理で同様の構造の臨港道路2カ所(伯方港、宇和島港)も8日までに緊急の目視点検を行う。

県によると、沈下した由良港の臨港道路は長さ約12.5メートル、幅約14メートル。長さ約18メートルの鉄製のくい9本を海底に打って支えている。いずれも強度不足で一部が変形したり、腐食があったりしたという。

県は「復旧方法を検討していくが時間を要するため応急措置ができないか考える。ご迷惑をお掛けしており、できるだけ早く実施したい」としている。

フェリーは由良港で車両やバイクが通行止め。島内の泊港は利用できる。

 

由良港で沈下した臨港道路を支える鉄製のくいの腐食状況を調査する県職員ら=6日午前、松山市由良町

 

興居島で過疎地有償運送 4月スタート見通し(2015年1月23日配信『愛媛新聞』)

 

タクシー事業者の廃業で2012年9月から公共交通の空白地域となっていた愛媛県松山市の興居島で、島民のボランティア運転手が島民らを有償運送する取り組みが、2015年4月に始まる。島民や行政、陸運業者などでつくる市過疎地有償運送運営協議会が23日に市内であり、島民の要請を受け運営主体となる県済生会の事業計画に合意した。

道路運送法に基づく過疎地有償運送の登録申請が認可されれば、八幡浜市日土地区に続き県内2例目。

興居島は人口約1100人、高齢化率5割超(限界集落。松山市全体の高齢化率は、24.2%―2014年4月1日現在)。県済生会や市の説明では、島民や家族らが島内で利用できる。登録制で、年会費1800円(家族2人目以降200円)。料金は1人1回500円、2人利用だと同300円、3人以上は同200円。小学生未満は無料。利用時間は午前8時半〜午後6時(水・日曜運休)。

 

注;過疎地有償運送=道路運送法(第78条)では、原則として自家用車による有償運送を認めていないが、タクシー等の公共交通機関によっては住民に対する十分な輸送サービスが確保できないと認められる場合において、特定非営利活動法人等(以下「NPO 法人等」という)が、実費の範囲内であり、営利とは認められない範囲の対価(運賃・料金)によって自家用車を用いて当該法人等の会員に対して有償運送(過疎地有償運送等)を行うことを認めている。松山市の場合、具体的には松山市主催のもとに松山市過疎地有償運送運営協議会を開催し、過疎地有償運送の必要性や、運送を行おうとする NPO 法人等の運行管理体制等が、ある一定以上の条件を満たしているかどうか等について、十分に協議されたうえで、認められる。

 

注;限界集落(げんかいしゅうらく)=過疎化などで人口の50%以上が65歳以上の高齢者になって冠婚葬祭など社会的共同生活の維持が困難になっている集落を指す、日本における概念。